ジャコウアゲハの観察記

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今日は7月最後の金曜で根っ子の会の作業日、月末でもあります。根木内歴史公園で卵から育ったジャコウアゲハが羽化するところを初めて見てから約一ヶ月が経とうとしています。
作業の合間にいつものフェンス際に行って見ましたが、ウマノスズクサは全く無くなっていました。そして雄のジャコウアゲハが2匹、くたびれたように見える雌が一匹、飛んで出て来ましたが、いつも飛び回るコースをさっと飛んでどこかに消えてしまいました。でも、雌のいることが確認できて嬉しく思いました。

「さあ、終わりにして帰りましょう...」
私も「お先に...」と自転車に乗って家路につきました。
「そうだ。城址口に寄ってフェンス沿いのウマノスズクサを見ていこう...」あとから通りかかったお仲間ふたりを呼び止めて、一緒に見てみました。

数本の未だ葉の小さなウマノスズクサがありました。花も咲いていました。
ふと下に目をやると、なんと雌のジャコウアゲハがほとんど羽を閉じた状態で、草の上にじっとしています。
そっと写真を撮りました。「もっと羽を広げたところが撮れたらなあ.。」と、思いながら見ていると急に飛び立ちました。
私たちを見て、危険と感じたのでしょうか?
一時はフェンスの向こう側に行ったっきり戻って来ませんでした。