根木内歴史公園  花情報
  2006年8月21日   2/2 
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10 ハナゾノツクバネウツギ
 アベリアともいいます。白いロート形のものはもちろん花ですが、羽根つきに使う羽根に似た紅いものは花が落ちた後に残った萼の部分です。この花には蜜を求めていろいろな虫がやって来ます。
11 ヒカゲイノコヅチ
 名前のとおり、日陰の方が好きなイノコヅチです。ひなたの方が好きなイノコヅチもあります。どちらも、実が服などにくっついて遠くへ運ばれて行くことで増えます。
12 オオアレチノギク
 道端で人の背丈ほどもある草が、花を咲かせたのかどうかわからないうちに、綿毛をつけているのを見かけませんか?これもやがてそうなります。ほんとうに小さい花ですね。

13 ヒヨドリジョウゴ
 この花はトマトやナスの花に似ていると思いませんか?そうです、同じ仲間なのです。残念ながら人は食べられませんが、赤い実はヒヨドリが好むからこの名になったとか。
14 ヒレタゴボウ
 美しい花ですね。これも湿地を好む草で、アメリカミズキンバイともいわれ、アメリカからやって来たそうです。茎にひらひらした感じの薄いひれがついています。
15 マコモ (左)雄花・雌花(右)
 まず雌花が咲いて、それがしおれてしまうと次いで雄花が咲き、1本の花穂でも時期をずらして咲きます。できるだけ他の花からの花粉をもらいたいのですね。

16 マツカサススキ
 ススキのような葉に、マツカサのような形の花。でも、カヤツリグサの仲間なのです。日当たりのよい湿地を好み、背の高い草なので見つけやすいと思います。
17 ムクゲ
 庭や公園など、いろいろなところで植栽され、多くの園芸品種があります。それだけ人に好まれているということでしょう。お隣の国、韓国の国花でもあります。
18 ヤブミョウガ
 ミョウガという名前がつきますが、食べるミョウガではありません。夏の木陰にこの花が群生して涼やかに咲いているのを見ると、思わず暑さを忘れてしまうことでしょう。

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫