根木内歴史公園  花情報
  2006年11月7日 1/3 
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01 アオキ
 今は緑色の実がやがて赤くなり、鳥が食べて糞と一緒に中の種子が排出されることで遠くへ運ばれます。日当たりが悪くても育つのでとても増えています。
02 アオミズ
 気がつかないところで花を咲かせ、もう若い実ができていました。茎のまわりにある小さいたくさんの粒々はその集団です。山菜のミズはこの仲間です。
03 アキノノゲシ
 花が終わって綿毛が満開です。風に乗って飛びやすい形になっています。ずっと遠くで芽を出した子孫は、新しい環境に適応していくのでしょうね。

04 イヌタデ
 今が花盛りのように見えますが、花のあとも花びらは落ちずに実を包んでいるのだそうです。中にはもう黒い種子ができているのかもしれません。
05 ウド
 9月に咲いていたものに実が付きました。白い花のひとつひとつが黒藍色の丸い実になっていますが、全体の形はあまり変わっていませんね。
06 オオオナモミ
 この実を割ってみると、中の2室に1個づつ種子がありました。片方の種子が発芽後に何かの原因で枯れたりすると、もう1方の種子が発芽するそうです

07 オギ
 もうこうなると、花というより実になっていることでしょう。この穂並みが夕日に照り映えると、何ともいえない秋の風情たっぷりの美しさです。
08 オニノゲシ
 この葉のトゲは見たとおり、触るとほんとに痛いのです。名前にオニのつく植物は多いのですが、これは痛そうな様子をオニにたとえたのでしょうね。
09 カナムグラ
 雌花のときとあまり様子が変わっていませんが、これも実になっています。淡茶色に見えるものが種子です。長かったツルはもうほとんど枯れています。

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫