根木内歴史公園  花情報
  2006年12月11日   2/2 
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10 ヒメジョオン
  まだがんばって花を咲かせています。柳葉姫菊と呼ばれて珍重された時もあったような美しい花ですが、人の好みが変わったら雑草になってしまいました。
11 メマツヨイグサ
 あの黄色い花からは想像がつかない、これが実です。筒形をしたものひとつひとつの中に褐色の種子がたくさん入っています。
12 ヤエムグラ
 茎に細かい逆向きの刺があって、ほかのものに引っかかって伸びていきます。これは今年の種子から発芽したもののようで、このまま冬を越すのでしょう。

13 ヤツデ
 華やかで繊細な感じのものが雄花で、そのオシベと花びらが落ちた後、丸い頭だけのような雌花が成熟します。今、雄花と雌花の両方が見られます。
14 ユキヤナギ
 春に備えて花芽や葉芽の準備が整い、紅葉した葉を落として冬の眠りに入るはずなのに、あれあれ花が咲いてしまいました。暖かくて間違えたかな?
15 ヨシ
 この湿地では代表的な草です。人の背丈よりもずっと大きくなり、硬くて長い茎はヨシズに使われますが、増え過ぎると他の植物があまり生えなくなります。

モズのはやにえとは?
木の枝にバッタを刺してありました。これは誰かのいたずらではなく、モズという鳥の習性なのです。モズはときどき、取ったえさをこうして木の枝や刺に刺しておいて後から食べたり、そのまま忘れて干からびさせたりします。理由はよくわかっていませんが、不思議な習性ですね。また、モズは秋にそれぞれ1羽でなわばりを持ちます。オスが先に良い環境をなわばりにし、メスは残った場所をなわばりにするので、なわばりを持っているのがオスかメスか見分ければ、その場所がモズにとって良い環境かどうかがわかるそうです。
16 ヨモギ
 花のあと、実になった様子です。春の柔らかい葉は草餅に使われますが、それがこんなに大きくなって、とても同じものとは思えないほどです。
17 モズのはやにえ
 
 

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫