根木内歴史公園  花情報
  2007年3月27日   2/2 
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10 ニワトコ
 ブロッコリーのようだった蕾から、黄白色の花が咲きました。5o位の小さい花がたくさん集まっています。この木は大きくはならず、根元から何本かに分かれた枝がかたまって生えます。
11 ノミノフスマ
 ノミほど小さくはありませんが、白い花びらを精一杯に広げても1pあるかどうかの、かわいい花です。5枚の花びらが深く切れ込んでいて、10枚あるように見えます。
12 ホトケノザ
 これも花盛りになりました。花の集団の中のところどころにある、紅紫色のかたまりは閉鎖花という、花を開かないままで実を結ぼうとしている花のようです。

13 モチノキ
 芝生広場のタイサンボクの近くに、この黄色い花の咲く木があります。雌雄別株で、この木は雄花を咲かせる雄株です。この木から鳥もちを作ったので、この名がつけられました。
14 モミジイチゴ
 木イチゴの仲間で、葉はモミジのように切れ込みます。橙色の小さいイチゴのような実がつき、甘酸っぱくておいしいのですが、なかなか実をつけたものを見つけられません。
15 ユキヤナギ
 これはもう説明する必要がないでしょう。雪が積もったようにみごとな花盛りです。

クモは昆虫?
クモは足が8本、2〜8つの単眼を持ち、変態はしません。何回か脱皮をくりかえし成体になります。クモはサソリやダニなどに近いものです。日本に約1200種いるようですが、網を張って昆虫を捉まえる造網性のもの(オニグモやゴミグモなど)と、自分で動きまわって捉まえる徘徊性のもの(ハエトリグモやコモリグモなど)がいます。見た目は不気味ですが、畑や田んぼでは農作物の害虫を捕食してくれますし、家の中ではゴキブリを捕まえるクモもいます。人間にとっては役に立つ生き物ですし、ルーペで顔をみるとなかなか愛嬌のある顔をしています。よ〜く見てみてください。きっと親しみをもてると思います。
(「囲い山森の会」山口煕さんの解説)
16 レンギョウ
 春の喜びを感じさせるような黄色い花は、筒型の花が深く4つに裂けています。雌雄別株で、実がつけば雌株ですが、花で見分けるにはルーペがほしいところです。
17 クモ
 昆虫は頭部、胸部、腹部に分かれていて足が6本、複眼を持ち、変態(卵、幼虫、蛹、成虫)をします。なかには蛹にならない不完全変態のもの(カマキリなど)もいます。
 

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫
13 モチノキ、14 モミジイチゴの写真は馬場君子撮影