根木内歴史公園  花情報
  2007年5月1日 1/2 
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01 アゼナルコ
 カヤツリグサの仲間で、田の畔などに生え、垂れ下がった穂を鳴子にたとえたものです。乱れた毛のような部分は雄花、少し白っぽく細かい毛の部分は雌花です。
02 イチゴツナギ
 イネの仲間で、子供が摘んだイチゴをこの茎に刺してつないだそうです。刺したイチゴはヘビイチゴの実だったかもしれませんね。
03 イヌザクラ
 白い穂状の花、これもサクラの仲間です。ソメイヨシノよりもずっと遅く、今見頃を迎えています。公園内には大木が3本あり、内2本は芝生広場からよく見えます。

04 カズノコグサ
 「数の子」と聞くとすぐにピンとくるような、とても数の子に似た花穂をつけるイネの仲間です。不思議な形ですが、上手に例えてあるなと感心してしまいます。
05 カワヂシャ 
 川辺に生えるチシャ(レタス)という意味で、柔らかそうな葉はいかにも食べられそうです。淡青色の小さな花を咲かせています。国では準絶滅危惧種とされています。
06 シロツメクサ
 クローバーとしておなじみのマメの仲間です。ツメクサは「詰め草」と書き、昔、壊れ物を輸送するときの詰め物に、乾燥したこの草を使ったそうです。

07 スカシタゴボウ
 スカシの意味はわかりませんが、タゴボウは田の牛蒡とでもいう意味でしょうか。これは枝分かれが多く大きいので、根もしっかりして、牛蒡のようかもしれません。
08 タガラシ
 花を拡大してみました。花弁に造花のような艶がありますね。この方が雨にあたっても花弁が傷みにくいような気がしますが、はたして本当の目的は何でしょうね。
09 ノゲシ
 タンポポに似ていますね。同じ仲間で、切ると白い乳液が出ますが、タンポポと違って太くしっかりした茎があり、葉は少しトゲがあります。

解説:馬場君子 写真:三嶋秀恒