根木内歴史公園  花情報
  2007年5月28日   2/2 
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10 ネズミムギ
  イネの仲間で、川の土手などでは、今の季節もっとも目にするものでしょう。牧草として導入されましたが、野生化して、各地で殖えすぎているようです。
11 フトイ
 イグサの太いもののようですが、カヤツリグサの仲間で、これで花が咲いている状態です。園内に数本しかありませんが、湿地がなくては見られない植物です。
12 ヘラオオバコ
 穂状の花を下から順番に咲かせていき、下部は咲き終わり、中央部で白く飛び出ているのはオシベ、上部は雌花です。葉はへら形で、オオバコの仲間です。

13 ミクリ
 絶滅危惧種ですが、昨年より少し殖えたようです。下部のとげとげしたものが雌花、上部の黄色いものが雄花、白いものは雄花が咲き終わろうとしています。
14 ミコシガヤ
 細長い葉(苞)の上の穂を御輿に見たてたもので、カヤツリグサの仲間です。昨年は見事な黄金色の穂並が木道の両側に見られたのですが、今年はどうでしょう。
15 ミズキ 5月初旬には皿型の白い花の集団だったものが、もう実になりました。ところどころ実が取れているのは、鳥が食べたのでしょうか。

16 ヤマグワ
 この実を味わったことのある人も多いでしょう。食べ過ぎて唇や舌が紅紫色になったのでは?蚕に食べさせるマグワの自生種で、ほとんどは雌雄異株です。
17 ヤワラスゲ
 あまり見かけないかもしれませんが、カヤツリグサの中間で、これもこの公園に湿地があることで見られる植物です。穂状の花のあと、実になっています。
18 虫こぶ(ツツジもち病)
 ツツジの白い花?に見えますが、よく見ると新芽が膨らんでロウ細工のようになっています。菌類が付いたために起こり、広い意味では虫こぶの1種です。

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫