根木内歴史公園  花情報
  2007年8月1日 1/2 
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01 アメリカアゼナ
 中央あたりの白い小さな花がわかるでしょうか。漏斗形で、先の方では少し下唇を突き出したような形をしています。アメリカからやってきた湿地が好きな花です。
02 イヌビエ
 野生のヒエとでもいいましょうか。水田の雑草として嫌われるものとよく似ていますが、これは葉がやや薄く、芝生広場の乾いたところでも大きくなっていました。
03 ケイヌビエ
 イヌビエの中でも毛が目立つものを区別しています。こうして並べてみると、お隣と比べられるでしょう。毛の色は紫褐色のものや緑色のものがあります。

04 カントウヨメナ
 この暑い盛りでも秋の気配を敏感に感じ取っているようです。今年はこの野菊の仲間を咲かせて園内を彩りたいと思っていますが、たくさん咲いてくれるでしょうか。
05 コガマ
 6月のガマ、7月のヒメガマに続いて3種類目のガマです。上が雄花、下は雌花で、ごく小さな花がぎっしりとついているのです。この仲間の花粉は傷に効くそうですよ。
06 セリ
 花が終わり、トゲのあるような緑色の実になっているものもあります。茎の節から芽を出して増えることは知っていても、実やタネはあまりよく見ていませんね。

07 タコノアシ
 強い日差しの中に、白い吸盤を見せてタコが足を広げているような独特の形で咲いています。木道の両脇で、まだ伸びかけの若苗もたくさん見られます。
08 ツユクサ
 青い花弁の前の3個の黄色いオシベは花粉を出さない飾り物。前に長く伸びているのがメシベと花粉を出すオシベ。その間にあるものは少し花粉を出して、役割分担しています。
09 ツルニガクサ
 半日陰の場所で、地下で茎を伸ばして群生します。園内では樹林下の茂みに混じって咲いていました。花時は終わり頃で、名前に反して苦くはありません。

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫