根木内歴史公園  花情報
  2007年8月1日   2/2 
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10 ヌマガヤツリ
 水湿地に生えるカヤツリグサの仲間です。草丈が高く、円柱型の花穂の集まりは少し変わった形なので見つけやすいでしょう。これはミクリの近くにあったものです。
11 ネムノキ
 まだ小さな若木を見つけました。園内の台地の上に、下から花を見ることもできないくらい高い木が何本かあります。これはその子供でしょうか。
12 ノゲシ
 道端など、どこにでもある草ですが、花も綿毛もタンポポの仲間だろうと想像できますね。野にあり、葉がケシに似ていることからこの名になったそうです。

13 ヒヨドリバナ
 夏から秋、ヒヨドリの鳴く頃に林の縁や野原で見られます。これは公園の柵外から移植したものですが、まもなく筒型の細い花からたくさんの蕊を出して開くでしょう。
14 マツカサススキ
 水湿地でも日当たりのよい所に生える背の高い草です。ススキという名でもカヤツリグサの仲間で、もう少し開けば「松カサ」らしく見えると思うのですが・・
15 ミズキ
 初夏に咲いた白い花が実になり、緑色から淡紅色へとその実が色づいてきました。やがて黒く熟し、鳥に食べられてタネが遠くへ運ばれていきます。

16 ミクリ
 もうほとんど実ばかりが目につきます。この形が栗のイガに似ていることから名がつけられました。適度な水があることで、ここでは元気に育っています。
17 ヤブガラシ
終わりかけの花でも蜜を求めて虫がきています。葉もおいしいのか、虫に食われていますね。人間には邪魔な雑草も、虫にとっては命の草なのでしょうね。
18 ヤブミョウガ
 葉はミョウガに少し似ていますがツユクサの仲間で、林の中の日陰などに見られます。条件が合えば増えるようですが、園内にはそう多くありません。

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫