ジャコウアゲハの観察記

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5月12日は毎月一回行っている植物観察の日でした。お昼近く、この公園で一番国道六号の騒音が響いてくる端っこ、ちょっと先には往来する車の姿が見える柵の所に来た時、褐色というか光によってはベージュ色に見える羽をもった大きな蝶が目に入りました。「ジャコウアゲハ!」誰かが叫びました。

柵の縦格子にはウマノスズクサの蔓が巻き、葉が少し出始めていました。ジャコウアゲハの幼虫の食草です。この近くでさなぎで冬を越したものが蝶となって飛んでいるのでしょう。飛んでいたのはメスでした。この蝶ほど雌雄の区別が見分けやすい蝶もいないでしょう。 雄の羽は黒、そして雌の羽は褐色ともベージュ色とも言えるような色なのです。

私は、多分初めて見たその優雅な姿に感動しました。
(写真はこの時のものではありません。)

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2009.08.03 16〜18ページを追録しました。