ジャコウアゲハの観察記

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翌15日の朝には棒の少し上に這い上がっていました。そして夕方、少し縮まって小さくなっていました。前蛹状態というのでしょうか…紫陽花の棒に,細い糸で繋がっていました。

翌16日も同じような状態でいました。支えている糸の存在がはっきり見えるようになりました。前、蛹と棒の間がほんの少し広がったからでしょう。

数回頭を少し動かすのに気がつきました。なんだろうと側に行ってみると、周りを蚊が飛んでいました。動いたことで、生きていることが確認でき嬉しく思いました。

17日、9時半頃から15分おきに見に行きました。今日、蛹になるような気がしたのです。
10時半頃から身体をかすかに動かしていました。アゲハの中にはかなりはっきりと動かすものもいるそうですが、とてもかすかに上下左右に動かしていました。特に白い色をした身体の部分から上が良く動き、皮の下が動いている様子がうかがえました。
11時頃には、身体を上に伸びをするように動かし、お腹の部分がふくらんだり戻ったりしていました。
11時35分、明らかに頭の部分が伸びたり縮んだりしていました。見ていると私には苦しそうに見えました。
12時、時々静止するものの、しばらくして又同じ繰り返しを...。