根木内歴史公園  花情報
  2006年8月1日   2/3 
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10 ウマノスズクサ
ホルン状の、ちょっと変わった形のもの、これが花です。 「ジャコウアゲハ」というチョウの幼虫はこの草の葉しか食べません。 チョウのためにも、残しておきたいですね。
11 コゴメガヤツリ
カヤツリグサの仲間です。この仲間には、よく似ているけれど名前の違うものがたくさんあります。茎は三角形で、茎の両端から裂いていくと、ホラ!蚊帳のような四角い形ができますよ。
12 シマスズメノヒエ
外国からやってきて、最近増えている草です。こうして貨物などにくっついて、いつのまにか日本に来て、着実に生活の場を広げているたくましい草たちが増えています。

13 スカシタゴボウ
田のあぜなどでよく見かけますが、園内ではところどころしかないようです。わずかに咲いているのを見つけました。
14 スベリヒユ
畑では邪魔な雑草扱いです。黄色い小さな花を咲かせます。これはもう実になり、中の黒い種子が見えています。
15 アメリカセンダングサ
花はまだ少し先で、まだまだこれから大きくなります。この種子は服にくっつくので、花よりも種子の方が知られています。種子は茶色で、2本の角がある、細い爪のような形をしています。

16 タコノアシ
放射状に広がった枝の上に白い花が並んで、まるでタコの足の吸盤のようです。生育地の減少とともに少なくなっていますが、園内では木道両側にたくさんあります。国によって「絶滅危惧種」と指定されています。大切にしたいですね。
17 ツユクサ
おなじみの花ですが、地方によっては、畑にはびこるとやっかいなので嫌っているところもあるようです。花の汁を絞ってお絵かきができますよ。
18 カナムグラ
つる性の植物です。つるをどんどん伸ばして、他の植物を覆い隠してしまいます。つるの茎はとげが多くて、ひっかくと痛いくらいですが、このざらざらで他の植物にからみつくのです。花はまだ咲いていません。

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫