根木内歴史公園  花情報
  2007年10月3日   2/3 
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10 オギ
ススキと区別し難いのですが、やや湿地に多いのがオギで、ススキは乾いた草原に株を作って生えます。お月見に飾るにはこちらの方が豪華かもしれません。
11 コゴメガヤツリ
カヤツリグサの中にも何種類かあり、困ったことにどれもよく似ていますが、小さいひと粒をルーペで見ると、これは米粒のような形をしています。
12 コセンダングサ
 アメリカセンダングサによく似ていますが、これは花の周りの細い葉のようなものが短く、あまり目立ちません。荒れ地に多く、この実もくっつきます。

13 ジュズダマ
 まだ花の咲いているものもありますが、熟してきたのか色が変わってきているものもありました。これも秋という季節の色でしょうか。
14 シロバナサクラタデ
 後方に見える、同じ仲間のボントクタデと比べると白い花が大きくて目に付きやすいのですが、湿地の中央辺りにあり、園路からは見えにくいのが残念です。
15 タカサブロウ
 キクの仲間で、白いのは花ですが、緑色の塊のようなものの中にはたくさんのタネが並んでいます。タネは黒褐色に熟し、落ちて水に流れて移動します。

16 タコノアシ
 茎や実が色づいて、やや茹でダコに近くなってきました。この夏の少雨や乾燥に耐え、先月の台風で傾いてもしっかり実をつけています。
17 チョウジタデ 全体の感じがタデに似ていることから付けられた名で、イヌタデなどとは別の仲間です。黄色い花は終わり、紅く細長い実が付いています。 18 ヌカキビ
 たくさんの細い糸のような枝につく細かい花を「ぬか」にたとえています。今が盛りと湿地のあちこちで群生している、イネの仲間です。

解説:馬場君子 写真:岩永秀夫
写真14 シロバナサクラタデは三嶋秀恒さんの撮影です